ブルターニュ地方の美味しいムール貝が食べられるレストランの見つけ方

店先に出ている看板に注目!

レストランの店先には大きなメニューが掲げられていることが多いのですが、それとは別に手書きの看板にその日のおすすめなどが書かれています。こういった看板は、旬な食材など入荷したものに応じて書き換えるので、美味しいムール貝を食べられるレストランかどうかの良い判断材料になります。

ブルターニュ地方に関して言えば、まず看板にbouchot(ブショー)という文字があるかどうかです。bouchotというのはムール貝を養殖するために使う杭のことで、これを使ったムール貝は味に定評があります。さらに言えば、サン・ブリユー湾モン・サン・ミッシェル湾などの産地が表記されているかも大事なポイントです。

モン・サン・ミッシェル湾のムール貝の看板
AOCのモン・サン・ミッシェル湾のムール貝の看板

レンヌ(Rennes)やサン・マロ(Saint-Malo)などのレストランなどではよくBaie du Mont-Saint-Michel(モン・サン・ミッシェル湾)という文字をよく見かけます。モン・サン・ミッシェル湾産のムール貝は保護原産地呼称(Appellation d’Origine Contrôlée、略称AOC)の対象です。AOCは指定された地域と生産方法で育てられた農産物やワイン、チーズなどに与えられるもので、生産の過程において厳格な品質管理がなされています。実は、海産物ではモン・サン・ミッシェル湾のムール貝のみが唯一指定されています。

レストランの店先の看板をよく見ると、moulesと書いていてもbouchotやBaie-du-Mont-Saint-Michelと書かれているところとなると限られてきます。観光地化した街ではレストランがたくさん並んでいて、観光客目当てで値段と質が釣り合っていない飲食店もよくありますが、この方法を使えばかなり絞り込むことが可能です。

moules

私の経験上ですが、上記の法則に当てはまらないところで食べたムール貝はほぼハズレでした。たくさんの貝が開いていなくて食べることができなかったり、身が貝にくっついて取れなかったり、中には砂が入っているものもありました。ムール貝を目玉として考えているレストランはそれなりの敬意を払っていて、店の内外でそれを見て取ることができるというのが私の印象です。

今まで見てきた法則が絶対とは言い切ることはできませんが、美味しいムール貝を出すレストランを探している方は一度ぜひ試してみてください。

地元ガイドがお勧めするモン・サン・ミッシェルやレンヌ、サン・マロなどのレストランの情報がたくさん入ったガイドブックはこちら。ムール貝の美味しいレストランも掲載しています。