モン・サン・ミッシェルでの宿泊を100%満喫するために知っておきたいこと

島内か対岸のホテルどちらがいい?などモン・サン・ミッシェルで泊まる際に気になる疑問に答えます

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夜のモン・サン・ミッシェル島内

モン・サン・ミッシェルを観光しよう、あるいはすでに一度来たことある人なら宿泊してゆっくり観光したいと考える方も多いと思います。約1300年にわたる歴史の産物である修道院が人が生み出した美しさと、それを取り囲む空と海と陸の自然美はお互いを打ち消すことなく見事に調和しています。ユネスコが修道院だけでなく「モン・サン・ミッシェルとその湾」を世界遺産に登録している理由はそこにあります。

日帰りで見られる昼間のモン・サン・ミッシェルはその美しさのほんの一部でしかありません。潮の満ち引きや夕日に染まった空やライトアップされた修道院、誰もいない参道・・・数え上げるとキリがありませんが、今回はモン・サン・ミッシェルでよくガイドをしている著者ならでは視点で宿泊を100%満喫する方法をご紹介したいと思います。

モン・サン・ミッシェル島内と対岸、どちらに泊まる?

島内か対岸のどちらに泊まるかということはモン・サン・ミッシェルに宿泊をすると決めた際にまず直面する問題です。どちらにも一長一短があります。

島内のホテルの利点は島内を好きな時に散策できることです。立地によってはホテルに行くためにたくさんの石段を上がる必要があったりとアクセス面で大変な部分がありますが、一旦チェックインすると時間を気にすることなく島内での滞在を楽しめます。

一方で、対岸のホテルはシャトルバス乗り場からも近いのでアクセスは容易ですが、島内に行くのに時間がかかります。陸側のシャトルバス乗り場からモン・サン・ミッシェルの入り口までは徒歩で40分、シャトルバスだと待ち時間等も考慮すると20〜30分くらいかかります。ちなみにシャトルバスは朝7時半から深夜0時まで定期的に運行しているので、島外だからといって夜のライトアップが楽しめないということはないのでご安心を。

ちなみに、対岸のホテルが立ち並ぶところにあるシャトルバスのバス停(arrêt route du Mont)の近くにはお土産や日用品などを売っているスーパーもあリます。島内は対岸に比べて飲食品などは値段が高いので、節約をしたい場合は飲み物などはここで買い出しをしておくといいですね。

モン・サン・ミッシェル到着前にしてほしいこと

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日が低くなってくると見られる大地に映ったモン・サン・ミッシェル修道院の影

ホテルを予約してモン・サン・ミッシェルに到着する前に行なってほしいことが、満潮と干潮の時間、日の出と日の入りの時間の確認です。シャトルバスを使っても、島と対岸の間を移動するのは時間がかかるので、島から潮の満ちる様子を見たいのか、それとも海に島が囲まれている姿を見たいのかによって、食事の時間を含めてスケジュールを立てた方がいい場所取りができるからです。満潮と干潮の時間の調べ方は下記の記事もご参照ください。

徹底解説!モン・サン・ミッシェルの大潮の時期と満潮と干潮日時の調べ方

フランスは夏だと22時過ぎまでは明るいので夜に満潮が来る場合でもその様子を見ることができます。逆に冬だと空が暗い時に満潮が来ると見られないこともあるので、ヨーロッパ最大の潮の満ち引きを観測する機会を逃さないためにもしっかりとしたプラニングをしましょう。

モン・サン・ミッシェル湾の夕焼けを楽しむためのベストスポットは?

潮の満ち引きと同じですが、どういう絵を見たいかによって場所取りが違ってきます。モン・サン・ミッシェルに向かって左側が西となりますが、島内からの夕焼けを見るのであれば、モン・サン・ミッシェル周辺の景色が一望できる修道院内の西のテラス(terrasse de l’ouest)がおすすめです(修道院は5月から8月は19時まで、それ以外は18時まで開いていますが、7月と8月は夜間拝観も行なっています)。

今年の夏はモン・サン・ミッシェル修道院で夜間拝観と現代アートを楽しみませんか?

夕日に包まれる島全体の姿を見たいという方には島の反対側のクエノン川の河口にあるダムの上にあるテラスは絶好のスポットです(シャトルバスでPlace du barrage下車)。島と時間とともに夕焼けに染まっていく空を観察することができます。テラスから見るモン・サン・ミッシェルは人が前を通ったりすることがないので、写真スポットとしてもおすすめです。

夕方のモン・サン・ミッシェル
ダムから見たモン・サン・ミッシェル

実はもう一つおすすめの場所があります。ガイドブックなどにも載っていないのですが、ダムを渡って川の反対側に行くと遊歩道がいくつかあります。そのうちの一つの道はシャトルバスが走る橋と平行にモン・サン・ミッシェル湾に向かって続いています。この道をずっと進んで行くとさっきまで観光客で賑わっていた参道の喧騒が嘘だったかのように人通りが全く無くなります。風の音だけが聞こえる静けさの中で眺める夕日に染まる空とモン・サン・ミッシェルの景色はまさに幻想的です。

いよいよ修道院のライトアップ!

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ライトアップされたモン・サン・ミッシェル修道院

日没から少し経つと修道院がライトアップされます。空が真っ暗になってから島の外から修道院と島の全体の景色を楽しみましょう。日没直後はこの瞬間を待っていた人たちで参道も賑わうのですが、徐々に人手が減っていきます。その頃を見計らって参道を歩くと、昼間は原宿の竹下通りのようだった通りが嘘のように静まりかえります。意外に知られていないのですが、モン・サン・ミッシェル島内には20人くらいの住民が暮らしている小さな村です。人のいない参道を歩くとそういうフランスのどこにでもあるような小さな村に泊まっていることを実感できます。

昼間来ると見ることができない素晴らしい景色やモン・サン・ミッシェルの村の本来の姿は宿泊してこそ体験できることです。モン・サン・ミッシェルにすでに来たことがある方もそうでない方もぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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人通りのない23時過ぎのモン・サン・ミッシェル島内の参道

 

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