サン・マロからモン・サン・ミッシェルへ行き方を徹底比較してみました

電車とバスなどサン・マロからモン・サン・ミッシェルへの行き方のまとめ

こんにちは。フランス政府公認ガイドの濵口謙司(@tourismjaponais)です。

ブルターニュ地方を旅行する際にレンヌからサン・マロに行って、その後モン・サン・ミッシェルに行きたいという方多いと思います。また、モン・サン・ミッシェルに宿泊してからサン・マロに行くという行程もかなり人気があるようです。

地図を見ると近くてアクセスが良さそうな感じがしますが、いざ交通手段を調べようとするとなかなか見つからずに苦労している方が多いようです。そこで、今回はサン・マロからモン・サン・ミッシェルへの電車とバスなどの公共交通機関を使ったアクセスについてのいくつかの手段についてシェアします。

2022年1月16日更新

1)直通の高速バス

本数は少ないですが、一番乗り換えもなくスムーズなのは直通の高速バスではないでしょうか。スーツケースを抱えて慣れない場所で乗り換えをするのはやはり大変ですしね。サン・マロからモン・サン・ミッシェル間は2つの会社が運営しています。

KEOLIS ARMOR

Keolis Armorはレンヌとモン・サン・ミッシェル間のバスも運営している会社です。サン・マロとモン・サン・ミッシェル間については1日1往復運行されています。

料金は片道15ユーロ、往復で25ユーロです。チケットの購入は現地で運転手から直接購入あるいはバス会社のホームページでのネット購入が可能です。レンヌ発モン・サン・ミッシェルのバスのチケットと組み合わせの購入もできるので、例えばレンヌからモン・サン・ミッシェルに移動し、モン・サン・ミッシェルからサン・マロという旅程やその逆も可能です。

ハイシーズンの間は毎日運行していますが、冬になると本数が少なくなるので、下記のKEOLIS社のページから運行状況を必ず確認してください。

2)バスと電車を乗り継ぎ

上記のバスが時間的に都合が合わない場合、またはオフシーズンで運行していない場合でもご心配なく。バスと電車を乗り継げばサン・マロとモン・サン・ミッシェル間は移動が可能です。

その場合、まずはモン・サン・ミッシェルから約10kmの最寄り駅ポントルソン(Pontorson)まで移動する必要があります。ポントルソンからはモン・サン・ミッシェルの島の入り口まで直行するシャトルバスが運行されています。

レンヌ経由

上記の方法でも都合がつかないという場合は、レンヌまで戻って移動する方が早いかもしれません。サン・マロとレンヌ間は電車で移動が可能です。レンヌとモン・サン・ミッシェル間のバスについては下記の記事をご参照ください。

3)最後の手段、タクシーまたは専用車で移動!

以上の方法でもダメな場合はタクシーになるかと思います(時間帯や平日か週末でも料金が変わりますが、100〜150ユーロくらい)。タクシーはサン・マロからは駅でよく待機していますが、モン・サン・ミッシェルからタクシーに乗る場合は予約が必須です。

また、VTCと呼ばれる専用車を予約するのも有効な手段です。専用車の方は現地オプションツアーを仲介するサイトのベルトラなどでも扱っています。

特に土日や午前中の移動となると便数も減るので、公共交通機関を使うのは日程的に難しい場合も出てきます。その辺を考慮に入れつつ、旅程を計画する際にまず移動手段を確保してから日程を組むと、よりスムーズな旅行が楽しめるのではないでしょうか。

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