徹底解説!モン・サン・ミッシェルの大潮の時期の調べ方

いつが大潮?何時が満潮?モン・サン・ミッシェルで泊まる際に気になる潮の満ち引き

モン・サン・ミッシェルが完全な島になる日は・・・

モン・サン・ミッシェルでは太陽や月の引力によりヨーロッパでも一番と言われる干満差が10メートルを超す潮の満ち引きの様子を一日のうちに観測することができます。特に年に数回、大潮の時にはモン・サン・ミッシェルは孤島となります。

目安として満潮時に潮位が12.85メートルを越えると島と陸を繋ぐ橋が水没し始め、完全に海に囲まれた姿になります。モン・サン・ミッシェルが海に浮かぶ姿を見たいという方は、下記のリンク先にて最新の情報を随時更新していますので、ご参考ください。

大潮や満潮・干潮の時間の調べ方

大潮でなくても潮の満ち引きが強い日は多くあり、完全な孤島の状態とまではいかなくても海に囲まれたモン・サン・ミッシェルを見ることが可能です。そこで著者がいつも使っている潮の満ち引き情報のページ(MÉTÉO CONSULT MARINE)の使い方を解説します。

marée

フランス語のページですが、日本語で解説しますのでご安心ください。まずはページ上部(赤い三角で印をつけたところ)で月を選択してください。ちなみに各月はフランス語の最初の3文字で表されています。

1月 janvier 2月 février 3月 mars 4月 avril 5月 mai  6月 juin 7月 juillet 8月 août  9月 septembre 10月 octobre 11月 novembre  12月 décembre

mois

月を選ぶとその月の干満表が出てきます。左側は曜日と月です。フランス語だと曜日の後に日付がくるので、例えば上の表だとMARDI 1は8月1日(火)というふうになります。

月 lundi 火 mardi 水 mercredi 木 jeudi 金 vendredi 土 samedi 日 dimanche

左から2列目はPleine mer(満潮)とBasse mer(干潮)を意味します。3列目は時刻、4列目は水位の高さになります。例えば、8月3日(木)の満潮時刻は4時28分と17時07分の2回で水位はそれぞれ8.75メートルと9.30メートルという風になります。

参考までに丸で囲まれた潮位の横の数字は潮の潮位の係数で、丸の青色が濃くなるにつれて干満の水位の差が大きくなります。濃い青や紺色が顕著な潮の満ち引きの現象を観測できる大潮の時期です。

丸の中の数字が100を超えて来るとその差は顕著になり、満潮時はモン・サン・ミッシェルの城壁まで海が押し寄せるようになります。つまり、島になった姿を見ることができるようになるわけです。

せっかくだから大潮の満潮の完全な島になったモン・サン・ミッシェルを見たいと言う方が多いと思いますが、干潮のモン・サン・ミッシェルには満潮にはない魅力があります。

晴れの日も雨の日も、モン・サン・ミッシェルにはその日にしかない一期一会の美しさがあります。なので、みなさんが初めてモン・サン・ミッシェルに行った時が満潮だったら、逆に次は干潮の時に行ってみてください。きっと違った魅力を発見できますよ。