モン・サン・ミッシェルの魅力をサイクリングで再発見!

自転車レンタルからおすすめコースまでモン・サン・ミッシェルでのサイクリング完全ガイド

全部で18あるモン・サン・ミッシェル湾のサイクリングコース
モン・サン・ミッシェル湾のサイクリングコースの地図

モン・サン・ミッシェルにもう既に行ったことがある、あるいは島内外で宿泊する、そんな人たちにぜひおすすめしたいのがモン・サン・ミッシェル周辺の自転車での散策です。

車やバスだと通り過ぎてしまう景色や、歩いて行くには遠すぎる場所。心地よい風を体に受けながら、時に風景をじっくり眺めるためにペダルを止めて、また次の目的地を目指す。自転車のスピードはそんな旅の仕方にぴったりです。

実は、島を取り巻くモン・サン・ミッシェル湾沿いやポルダーと呼ばれる干拓地にはサイクリングコースが整備されており、車の往来を気にせず快適な自転車での旅が楽しめます。今回はサイクリングでモン・サン・ミッシェルの素晴らしい景色が見られる場所と方法をご紹介します。

まずは自転車を借りよう!

サイクリングをするのに欠かせないのは何と言っても自転車。モン・サン・ミッシェルのシャトルバス乗り場や、ホテルやレストラン、スーパーなどが集まっている停留所周辺には自転車レンタルをしているところがいくつかあります。フランス語でlocation de véloと書かれた看板が目印です。

著者が自転車レンタルしたところはLa Ferme St Michelというレストランで、上の写真のようなマウンテンバイクでした。サイクリングコースは必ずしも舗装されていないので、街乗り用の自転車よりもマウンテンバイクの方が良いと感じました。自転車にはパンクした際の修理キットとヘルメットが付いてきます。

ちなみに、気になる料金は11時半から17時まで借りて10ユーロでした。周辺のレンタサイクルをしている店も半日で10ユーロ前後が相場です。La Ferme St Michelでは借りる際には身分証明書を預ける必要があるので(グループの場合は一人分のみ)、パスポートのコピーを念のため携帯しておいた方がいいかもしれません。

これは忘れずに!サイクリングに欠かせない持ち物とは?

手ぶらでももちろん気軽にサイクリングを楽しめるのですが、これは持って行った方がいいというものをいくつかご紹介します。

・地図

当たり前といえば当たり前なのですが、地図は必ず必要です。携帯電話を持っていても圏外に入ることも多いので、迷った時にGPSが役に立つとは限らないからです。フランスは日本よりも携帯の電波網が整備されていないので、モン・サン・ミッシェルでさえ島内や観光案内所の中でさえも電波が入らないことがよくあります。

地図はシャトルバス乗り場のすぐ前にあるモン・サン・ミッシェルの観光案内所で入手できます。この時に必ず自転車用だということを伝えましょう。地図は広域と詳細の2つあるので両方あると便利です。また、ダウンロード版(pdf)は下記のリンクからも入手できます。夏は特に地元のフランス人はもちろん、オランダやベルギーなどから多くの観光客がサイクリングをするために来るので、在庫がない場合に備えて事前に印刷しておくと安心です。

モン・サン・ミッシェル湾のサイクリングコース地図のページ:Circuits vélos promenades

食料と水

モン・サン・ミッシェル周辺はレストランがたくさんあるのですが、サイクリングコースを進むにつれのどかな田園地帯に入っていきます。道中は日本のようにコンビニはなく、スーパーや食料品店を見つけることすら困難です。特に日曜や祝日の場合は通りがかりの村でもレストランが閉まっていることがほとんどなので、出発前に食料と水は必ず調達しておいた方が良いでしょう。

・ウインドブレーカー

モン・サン・ミッシェルは海に近いこともあり、比較的風が強く、天候も変わりやすいので薄手のウインドブレーカーがとても重宝します。

モン・サン・ミッシェルからいざ出発!

クエノン川沿いに続くサイクリングコース
モン・サン・ミッシェルからクエノン川沿いに伸びるサイクリングコース

自転車を借りて準備が整ったら、クエノン川(le Couesnon)にかかるダム(barrage)に向かいましょう。モン・サン・ミッシェルからサイクリングを始めるにはここが出発点となります。しばらくは川沿いにサイクリングコースが続きます。ちなみに、モン・サン・ミッシェル方面は原則的に自転車での侵入は禁止となっているのでご注意ください。

下の地図はモン・サン・ミッシェル湾のサイクリングコースの一つ「Circuit des polders」です。この地図からも分かるように、サイクリングコースは主にVoie verte(ヴゥワ・ヴェルト、緑色で表示)とVéloroute(ヴェロ・ルート、下の地図はオレンジですが色は地図によります)に区分されます。前者は基本的に車やバイクなどのモーター付きの車両が通らない、自転車や歩行者しか通れない道で、後者は自転車用に整備されていますが車両の乗り入れがある道です。

モン・サン・ミッシェルのサイクリングコース
モン・サン・ミッシェルのサイクリングコースの地図「Circuit des polders」

Voie verteのサイクリングコースは下記のように緑色の自転車のアイコンで道中示されているので、基本的に迷うことなく進めます。Voie verte以外のコースに関しても、看板でしっかり表示されているのでそれに従って進めば迷うことはありません。逆に言うと看板を頼らず進んでしまうと自分のいるところが分からなくなるので、地図と照らし合わせながら方向が合っているかどうかしっかり確認することが大切です。

Voie verteの看板
Voie verteの看板

日帰りで行けるオススメの場所とは?

モン・サン・ミッシェル周辺を自転車で回る一番の理由は、ノルマンディーやブルターニュの自然の美しさであり、その中にあってもひときわ輝くモン・サン・ミッシェルの姿だと思います。そこで、朝パリを出てレンヌ発モン・サン・ミッシェル着の始発バスで出発して、日帰りで行ける範囲のオススメしたい絶景ポイントをご紹介します。

モワドレーの風車(Moulin de Moidrey)
モワドレーの風車(Moulin de Moidrey)

まず最初はモワドレーの風車(Moulin de Moidrey)です。この風車はレンヌ発モン・サン・ミッシェル着のバスの車窓から見ることも可能です。モン・サン・ミッシェルから約5キロくらいで、クエノン川からVoie verteをたどっていくと左手に見えてきます。この建物は1806年に建てられたもので、2003年に修復された後も風力を使って小麦やそばを轢いている現役の風車でもあります。

ボーヴォワール(Beauvoir)の街中を通って、風車のある丘から見るポルダーやモン・サン・ミッシェルの景色は思わず息をのむほどです。

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ロズ・シュル・クエノン(Roz-sur-Couesnon)から見たモン・サン・ミッシェルとその湾

もう一つの絶景ポイントはロズ・シュル・クエノン(Roz-sur-Couesnon)です。個人差がありますが、モン・サン・ミッシェルから自転車で片道1時間半弱くらいです。小高い丘の上りはきつめで、自転車をついて上がらないといけないほどですが、頂上にある市役所の前に整備された庭園から見るモン・サン・ミッシェルとその湾の眺めの美しさは筆舌に尽くし難しです。

左はブルターニュ地方のカンカル(Cancale)、右側にはノルマンディー地方のコタンタン半島(Le Cotentin)まで一望ができ、その中央にはモン・サン・ミッシェルが見えます。驚くべきことに、モン・サン・ミッシェル修道院の頂上にある金色の大天使ミカエルの像が、太陽の光を反射して輝くそのきらめきがこの距離から見て取れます。

モン・サン・ミッシェルの周辺のポルダーには美しい田園風景が広がっていて、そこで島を眺めながら農作業をしたりする人々の生活があります。自転車で旅をするその道中には、ガイドブックには載っていない、地元の人たちが何世紀もに渡って目にしてきた、日常の中のモン・サン・ミッシェルの姿を目にすることができますよ。

パリの旅行会社旅ステーション催行のモン・サン・ミッシェルの自転車ツアー

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