仙台から始まった日本とフランスの交流の歴史

51組の日仏姉妹都市、あなたはいくつ知ってますか?

日本とフランスの関係の始まりは江戸時代初期の1615年に遡ります。当時の仙台藩主の伊達政宗がローマに派遣した慶長遣欧使節の支倉常長が南仏のヴァール(Var)県のサントロペ(Saint-Tropez)に寄港したことが2国の最初の接触だと言われています。

その後、幕府の鎖国政策ののため直接的な交流はなかったものの、1858年に日仏修好通商条約が結ばれてからは両国の関係は発展していきます。そして、2つの大戦を経たその100年後の1958年にパリと京都市の間で最初の姉妹都市提携が結ばれました。日本とフランスの自治体交流の窓口となっているクレア・パリ(CLAIR PARIS)によると2016年の時点で51組の日仏姉妹都市が誕生しています。

仙台の姉妹都市とは?

仙台藩の使節団が日本人として初めてフランスの地を踏んでから約400年経ちました。現在、仙台市はフランスのある都市と姉妹都市提携を結んでいます。仙台市が選んだのはブルターニュの首都のレンヌ(Rennes)。森に囲まれたイル=エ=ヴィレーヌ(Ille-et-Vilaine)県の県庁所在地でもあるレンヌは杜の都のパートナーとしては理想的と言えるでしょう。1967年に姉妹都市提携を結んで以来続く関係は2017年でちょうど50年となります。提携の締結以降、両市の交流は続いています。東北の震災の際にはレンヌ市がブルターニュの自治体に呼びかけていち早く義援金を仙台に送ったのは記憶に新しいところです。

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レンヌの市役所広場にある劇場

2つの街は市民レベルでも交流が盛んに行われています。レンヌでは1999年に設立されたShimai Toshi Sendaiをはじめとして、Maison japonaiseBretagne Japonなどの団体が日仏交流や両国の文化理解のために活動をしています。また、2013年に立ち上げられた日本文化を促進するイベントのNihon Breizh Festivalも定期的に行われ、仙台についてはもちろん漫画やアニメから伝統文化まで日本をテーマにした様々なブースが作られ、2017年も盛況のうちに幕を閉じました。

金婚式を迎える両市の関係を記念して、2017年2月にはレンヌに日本庭園を作ることが市の承認と市民の投票を経て正式に決定しました。杜の都を象徴するかのようなこの空間は、レンヌ市民が約10000キロの距離の先にいる友に思いを馳せる場所になることでしょう。

レンヌの「仙台の日」で感じた姉妹都市の絆と歴史

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