ルーアンの夏の風物詩「光の大聖堂」
ノルマンディー地方で歴史的に重要な役割を果たしてきた街ルーアン。パリと英仏海峡をつなぐセーヌ川流域に位置する街は、中世の家並みが今もよく保存されています。
かわいらしい木骨づくりの建物が多く並ぶ旧市街において、とりわけその目を引くのがルーアン大聖堂。天に届かんとばかりに高くのびる尖塔、空白がないほどあらゆる部分に巧みの技で彫刻が施されている正面部分ことファサード・・・大聖堂を目の前にするとただただ圧倒されます。

ルーアン大聖堂はもちろん昼夜を問わず眺めることができますが、夏はプロジェクションマッピングを使ったイルミネーションを楽しむことができます。フランスの数ある大聖堂の中でも大きい部類に入るだけあり、そこで繰り広げられる光のショーは迫力満点です。
ルーアンやノルマンディーの歴史がテーマに
夏の名物イベントである「光の大聖堂」は毎年ルーアンやノルマンディーの歴史をテーマに演出されているのが特徴。例えば、第一回のテーマは「印象派」。ルーアン大聖堂はモネが連作を作ったことからも、納得のチョイスです。
2018年は「ヴァイキングとウィリアム征服王」でした。ノルマンディーの祖先はヴァイキングで、ウィリアム征服王は後にイングランド王になる伝説的なノルマンディー公です。
そして、2019年は世界中の帆船が集まるイベント「アルマダ」が開催されることから、海をテーマにした叙事詩になるとのこと。この夏にルーアンを訪れる方はぜひ一泊し、光輝く大聖堂の姿をぜひ眺めてみてはいかがでしょうか。
2019年のルーアン大聖堂のイルミネーション情報

上映は期間中は毎日行われ、開始時間は日没の時間帯によって変動し、時期によって異なります。上映時間は現時点では発表されていませんが、参考までに2018年は上映開始時間から50分間にかけて同じ内容のものが2回繰り返し上映されました。以下、今年の上映開始時間となります。
開催時期:2019年6月1日から9月15日
- 6月1日から7月31日 23時
- 8月1日から8月15日 22時30分
- 8月16日から8月31日 22時
- 9月1日から9月15日 21時30分