荷物を預けて手ぶらで観光!
こんにちは。フランス政府公認ガイドの濵口謙司(@tourismjaponais)です。
フランスに限らず、海外旅行を計画するときに頭を悩ますことの一つがスーツケース。もちろん、ホテルに宿泊するときはチェックアウト時に荷物を預けることができます。しかし、途中経由地で観光したい時などはそうは行きません。
日本国内であれば、都市部の大きな駅や観光地にもコインロッカーがありますが、フランスではほぼ皆無。コインロッカーがあったところも、昨今のテロ対策のため使えなくなっているケースが大半です。寄り道して少し観光したいけれど、重い荷物を持ち歩くことはできないし・・・こんな風にスーツケースをどうするかと困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は荷物を預かってくれるサービスをご紹介します。まずは欧米中にネットワークを持つナニーバッグ(Nannybag)というサービスです。
Nannybagとは?

Nannyは英語で「乳母」という意味。つまり、子供の代わりに「カバンを預かる乳母」といったところでしょうか。フランス国内だけでなく、ヨーロッパや北米にも展開しているサービスで、Nannybagと提携しているホテルなどの施設が預かり場所となっています。
利用にはホームページから予約が必要です。言語はフランス語の他に英語、ドイツ語、スペイン語などにも対応しており、トップページから希望の都市、預ける日時、荷物の個数を入力すると、荷物を預かってくれる施設が表示されます。
あとは指示に従い予約完了。基本料金は荷物一つにつき6ユーロ(ヨーロッパ、24時間)で、支払いはクレジットカードで前払いとなっています。盗難や損傷などに備えて荷物に保険がかけられているのも安心です。これで身軽に旅行が可能になります。
預ける時は名前とNannybagで予約をしたことを伝えるだけでOK。そうすると、荷物の受け取りのためのカードがもらえます。引き取り時はそのカードを渡すだけです。ホテルなどの荷物預けと同じ仕組みですね。
電車の乗り換えの時間が長い時に、駅からちょっと街に出て散策してみたい時などぜひ試してみて下さい。