ストラスブールのラ・プティット・フランス地区の美しさの秘密

絵画のように美しい「ラ・プティット・フランス」地区の起源と歴史

フランスの東の端、ドイツに国境を接する街ストラスブール。EUの欧州議会などが置かれる街でもあり、フランスでありながら第二次世界大戦後のヨーロッパの姿を凝縮したような国際的な香りが漂う場所でもあります。

一方で、そういった現代的な姿と対照的なコントラストを見せるのは街の旧市街。クリスマスマーケットで有名な街ですが、どの時期に来ても、思わずカメラを向けたくなるような景色が旧市街には広がっています。ストラスブール大聖堂や古い木骨づくりの家並みの数々はまさに絵画のような美しさ。

そんなストラスブールの古い街並みの中でも、ぜひ足を運びたいのが「ラ・プティット・フランス」と呼ばれる地区です。フランス語で「小さなフランス」という意味のこの界隈は街でも指折りの美しさを誇ります。ところで、フランスにあるのにわざわざそんな名前があるのは不思議に思いませんか?日本の各地にある「小京都」のようなものなのでしょうか?

実は、この名前には、今の姿からは想像できないような街の知られざる歴史が隠されているのです。

「ラ・プティット・フランス」の名前の由来

「ラ・プティット・フランス」の呼び名が広がったのは16世紀頃と言われています。ここで忘れてはならないのは、ストラスブールがフランスに併合されたのは17世紀末ということ。つまり、当時はまだここはフランスではなかったということです。それを踏まえた上で、名前の由来とされる2つの理由を見ていきましょう。

サン・マルタン橋(Pont Saint-Martin)から見たラ・プティット・フランス
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