フランスやヨーロッパ各都市から飛行機の直行便でレンヌへ!

空の便で快適、レンヌそしてモン・サン・ミッシェルへ

この街にも行きたい、あの建物も見たい・・・ヨーロッパには美しい都市がたくさんあり、旅行を計画していると「もっと時間があればなあ」と思った経験がある方も多いはず。そして、そんな時に障害となるのが移動の時間です。

最近では、フランスでも、ローコストの国内線はもちろんのこと、ヨーロッパの各都市との便も充実してきています。コストと移動の両方の面から選択の幅が広がるのはうれしいかぎり。そこで、今回はモン・サン・ミッシェルへ行くのにも便利なブルターニュの街レンヌ発着の空の便をご紹介します。

充実しているレンヌ発のフランス国内線

レンヌのあるブルターニュ地方はフランスの北西部にあるので、特に東部や南部に行くのには実際にはかなりの距離があります。フランス旅行の主な移動手段となるのが電車ですが、街によってはレンヌからパリ・モンパルナス駅へ、そして、地下鉄などで別のパリ市内のTGV発着駅に移動して、そこからまた別の電車に乗る必要があります。慣れない場所をスーツケースを持って移動するのは結構な負担となります。

また、ハイライト的にフランスの主要な観光地を短期間で見たい場合、モン・サン・ミッシェルに行きたいという方も多いと思います。例えば、フランスの南部からレンヌに来て、そこからバスなどでモン・サン・ミッシェルに行くという旅行者も多いようです。飛行機だと、快適に長距離の移動ができる上、陸路だけでは組めない旅程を組むことができるようになるのも魅力ですね。

レンヌからは以下の都市との間で飛行機の直行便が就航しています。

  • パリ
  • ボルドー
  • リヨン
  • マルセイユ
  • トゥールーズ
  • ニース
  • ストラスブール
  • バスティア、アジャクシオ(コルシカ島)*運行は週1便、夏のみ

フランスの国内線はいくつかの航空会社が運航していますが、エールフランスのLCC(ローコストキャリア)のHOP!(オップ)が大半を占めています。料金は時期によって変動しますが、早めに予約すると電車よりも安くなることも特徴の一つ。また、料金に受託手荷物が含まれていないことが多いので、大きいスーツケースがある場合は予約の際に忘れずに!

レンヌ発着の飛行機は本当に便利?

目安として、レンヌからのコルシカ島以外の国内便の飛行時間は1時間から1時間半くらい。レンヌからボルドーやリヨンはTGVを使うとだいたい4時間から4時間半くらいなので、コストや空港から市内への移動時間を考えると、どちらが便利でお得かというのはケースバイケースとなります。

また、パリからだとシャルル・ド・ゴール空港からレンヌへの直通のTGVもあり、パリ・モンパルナス駅からレンヌ駅まで1時間半で着くことを考えると、飛行機に乗るメリットはあまりないかもしれません。

一方で、マルセイユやトゥールーズなどの南部の方への移動は飛行機の方が快適だと思います。ちなみに、ニースとレンヌは2018年のサッカー女子W杯の開催都市でなでしこジャパンの試合が行われる予定なので、観戦を予定している方は飛行機の移動が便利ではないでしょうか。

ヨーロッパの各都市からレンヌへ

陸続きになっているヨーロッパの各国の移動は、電車やバスなどでももちろん可能ですが飛行機もやはり便利。フランス国外へ飛行機で移動するとなると、パリ経由を想像しがちですが、レンヌからでも多くのヨーロッパ各都市行きの便が出ています。以下、その一部をリストアップしてみました。

  • ロンドン
  • アムステルダム
  • ブリュッセル
  • ジュネーブ
  • バルセロナ
  • マドリード・・・

ヨーロッパの街からレンヌへの移動はもちろんですが、注目したいのはロンドンやアムステルダムは日本との直行便がある点です。例えば、パリは何回も旅行しているので、今回はイギリスを中心に、モン・サン・ミッシェルとブルターニュも少しだけ観光するというプランなども組めますね。

レンヌ空港からレンヌ市内へのアクセス

レンヌ空港

レンヌ空港の正式名称はAéroport Rennes Bretagne(アエロポール・レンヌ・ブルターニュ)ですが、地元では昔の名前のAéroport Rennes Saint-Jacques(アエロポール・レンヌ・サン・ジャック)と呼ばれることが多いです。

レンヌ空港から300メートルくらいのところに市内の中心にあるレピュブリックLa Place de la République)行きの57番線のバスが出ています。5月1日以外は毎日運行していて、運行間隔は平日で20分おき、日曜祝日は1時間おきで、料金は1.5ユーロ。タクシーだと市内まではだいたい20〜25ユーロくらいです。

追記:2019年4月23日より空港のすぐそばに新しい停留所「Aéroport」が設けられ、空港からレピュブリック広場(La Place de la République)までの移動がより便利になりました。C6線のバスで朝5時から夜1時まで10分から15分間隔、所要時間は約25分で運行されています。

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