宝くじを買ってフランスの文化遺産を救え!

宝くじを最初にフランスで始めたのはフランソワ1世だった?

宝くじを使って文化遺産を救うという取り組みは一見すると突飛のようにも思えます。しかし、宝くじで得た収益を建物に充てるということは今に始まったことではありません。

フランスの宝くじの歴史は長く、1539年には当時のフランス王フランソワ1世が国が発行する最初の宝くじを始めています。しかしながら、イタリアから輸入されたこの試みは国の徴収分があまりにも多かったため大失敗に終わります。

その後、18世紀に入り、キリスト教の修道会主導で行われた宝くじの収益金を使って、パリのサン・シュルピス教会やマドレーヌ寺院、後にパンテオンとなるサント・ジュヌヴィエーヴ聖堂などが建てられました。1776年にはルイ16世治世のフランス王室の下、王立軍人学校(École royale militaire)の建築資金を捻出するために国の宝くじが実施されています。

こうして見ると、21世紀に建物などの文化遺産を修復するために宝くじが行われるのも必然なのかもしれません。そして、形はどうあれ国民が意識を持って身近にある文化遺産に理解を持って、その保護のために行動するということが大事なのではないでしょうか。

宝くじははずれるとがっかりしますが、その支払ったお金の一部がきちんと今にも崩壊の危機にさらされている建物などに使われ役に立っていると思うと、晴れやかな気分になるのではないでしょうか。

文化遺産スクラッチくじ

もちろん、当たった方がうれしいですけどね・・・。