ブルターニュ地方でペプシよりも飲まれているご当地コーラとは?

ブルターニュのコーラがパリにまで

ステファンとエリックはこのブルターニュ発のコーラをブレイス・コーラと名付け、自らの会社ファー・ウエスト(Phare Ouest)社を設立しました。Phareはフランス語で灯台を意味し、ブルターニュのシンボルの一つでもあります。

ベルナールの協力を得てランスロ社の製造ラインと販売ルートを使ったことが功を奏し、ブルターニュを中心としたフランス北西部でシェアを拡大していきました。2003年には5000本の出荷から始まったブレイス・コーラの売り上げは右肩上がりに伸び続け、2010年にはブルターニュ地方においてはついにペプシコーラを抜き、コカコーラに次ぐ業界第2位のシェアを占めるまでになりました。

勢いはその後も止まることがなく、ブレイス・コーラは2013年には首都パリに進出しました(下記の映像はその当時の宣伝です)。現在ではファー・ウエスト社は定番のブレイス・コーラだけでなく、ブレイス・コーラ・ゼロやステヴィア・コーラ、アイスティーなどの姉妹商品を市場に送り出しています。これらの商品はブルターニュ地方にあるスーパーの清涼飲料売り場に行くとすぐ見つかります。普段はコカコーラ派かペプシコーラ派のあなたも、この機会にぜひブルターニュのご当地コーラを味わってみてはいかがでしょうか?