ブルターニュの都レンヌで夏を満喫しよう!
ブルターニュやモン・サン・ミッシェルの観光の起点でもあるレンヌにこの夏立ち寄るという方も多いはず。そこで今回は夏のバカンスシーズンだからこそのイベントや注目の展覧会をご紹介します。
フランソワ・ピノーの現代アートのコレクション展「ドゥブー(Debout)」

今年の夏テレビなどでも紹介され注目されているのがコレクション・ピノー(Collection Pinault)の展覧会「ドゥブー(Debout)」。実業家のフランソワ・ピノーが集めた世界有数の現代アートのコレクションの中から60近くの作品が展示されています。中にはこれまで公開されてこなかったものもあり、現代アートファンは必見の内容になっています。
ちなみに、レンヌ美術館とともにこの展覧会の会場となっているジャコバン修道院(Couvent des Jacobins)は14世紀に建てられたもの。レンヌ市によって2018年に改装されて現在ではイベントや会議場など様々な用途で使われています。歴史ある元の建物を修復しながら現在の用途に合わせて改装されていて、建物自体も見応えがあります。
展覧会は6月23日から9月9日までで月曜を除く11時から19時まで(土日は10時から19時、木曜22時まで)。入場料は大人10ユーロとなっています。
ジャコバン修道院(Couvent des Jacobins)
住所:Place Sainte-Anne, 35000 Rennes
デッキチェアに座って音楽や劇を楽しむ「トランザット・アン・ヴィル(Transat en ville)」
デッキチェアというと海辺をイメージしますが、海のないレンヌでは市役所とオペラ座のある広場のPlace de la Mairieに並べられ自由に座ることができます。もはやレンヌの夏の風物詩とも言えるこのイベントは、夜になるとコンサートや劇なども開かれ、ガレットソシスなどの屋台も出て広場がにぎわいます。
デッキチェアは7月7日から8月25日の12時から19時(コンサートなどのイベントがある日は23時まで)まで設置されています。日中はもちろん、日没時間が遅い夏の夕べをレンヌで過ごすにはぴったりの場所と言えます。入場料は無料となっています。
ブルターニュ高等法院の光のスペクタクル
レンヌの夏は日が暮れてもまだまだ楽しみがあります。毎年恒例のブルターニュ高等法院のプロジェクション・マッピングを使った光のショーはその一つ。歴史あるブルターニュ高等法院を舞台に繰り広げられるもので、今年は建物が生きた人間のように私たちに語りかけ、色々な世界に誘ってくれます。
このブルターニュ高等法院のイルミネーションは1日1回行われ、7月7日から8月5日までは23時、8月6日から9月1日は22時半スタートで入場は無料となっています。
ブルターニュ高等法院については下記の記事をどうぞ。