これを知っておくとフランス旅行中に思わぬ時間ロスが減ります

パリに行って、モン・サン・ミッシェルを見て、そのあとはロワール渓谷を見て・・・旅行を計画する時間は旅行の醍醐味の一つでもあります。ただ、実際に現地に着くと、思うように行かず計画がどんどん崩れて行くと言うこともよくあることです。
計画通り行かない理由の一つが思わぬ時間のロスです。しかし、ある程度起きうることを想定できるとパニックにならず対応ができ、準備段階でも十分対応が可能です。そんな思いがけない時間ロスを防ぐために知っておきたいことをご紹介します。
フランスの観光シーズン時期と祝日を知っておく
いざ現地に着いてみると、その日は祝日で長時間チケットを買うために並ぶ羽目になったという経験がある方も多いと思います。祝日や混雑する時期を知っておくだけでも出発時間を早めるだけで随分快適度が違ってきます。
1、夏のバカンスシーズン
ヨーロッパでは7月と8月がバカンスの時期となり、フランス国内だけでなくイタリアやドイツ、スペインなどの近隣諸国から多くの観光客がフランスを訪れます。一般的にフランスでは4月と7月、8月、諸聖人の日(Toussaint)の祝日前後(10月末から11月初め)、クリスマスがバカンス時期となります。フランスの観光のピークはフランスと欧米諸国のバカンスシーズンが重なる夏で多くの観光施設が混雑します。
夏のバカンスシーズンはフランス人は休暇で出かけていないので、パリなどでは電車などが空いていたりとメリットもあります。個人商店などはこの時期バカンスで閉まっていることもありますが、この時期にしか空いていない観光施設も多くあります。
2、祝日をはさんだ連休など
その他、観光施設が混雑するのは祝日と土日がつながった連休です。日本のGWのようにとても混むのが4月の復活祭(Pâques)、5月の昇天祭(Ascension)、6月の聖霊降臨祭(Pentecôte)の連休です。これらは移動祝日なので毎年日にちが異なるので、下記の在日フランス大使館のリンクでご確認ください。
それに加えて知っておきたいのが、元旦、5月1日のメーデーと12月25日のクリスマスは祝日な上にほとんどの観光施設が閉館している日でもあります。公共交通機関なども普段のようには動いていないので注意が必要です。
ちなみに、9月の第3週末に毎年開催されるヨーロッパ文化遺産の日(Journées Européennes du Patrimoine)は普段は見ることができない多くの観光施設が無料で開放されます。貴重な機会ではありますが、混雑必至なので早めにお目当の場所に行くことをオススメします。