ノルマンディー地方のリンゴ酒の聖地カルヴァドスでリンゴを飲んで食べて満喫しよう!

カルヴァドスと言えばリンゴ酒が有名ですが・・・

モン・サン=ミッシェルやモネの庭などで知られるノルマンディー(Normandie)地方の北西部のカルヴァドス(Calvados)県はリンゴ酒の産地として有名です。その名前を冠したリンゴを原材料として使った蒸留酒をはじめとしたお酒はもちろんリンゴを使った様々なスイーツも忘れてはいけません。今日はカーン(Caen)やオンフルール(Honfleur)を訪れた際にぜひ味わってほしいリンゴ製品の数々を紹介したいと思います。

 

カルヴァドスで味わえるリンゴ酒の数々

リンゴ酒と言えばまず外せないのはシードル(cidre)でしょうか。リンゴを発酵させた果実酒で、比較的アルコール度数の低い飲みやすいのが特徴で、カルヴァドス県のあるノルマンディー地方はシードルの産地として知られています。そのシードルを蒸留させたものがリンゴのブランデーのカルヴァドス(Calvados)です。ただし、リンゴの蒸留酒ならどれでもカルヴァドスと呼ばれるわけではなく、厳格な基準をパスする必要があり、特にノルマンディー産のリンゴを使ったものだけがその名を名乗ることが許されるのです。また、リンゴの果汁にこのカルヴァドスを混ぜたものはポモー(pommeau)と呼ばれ、こちらは食前酒として楽しめます。

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カルヴァドス

© http://www.calvados-tourisme.com

リンゴを使ったスイーツの数々

フランス人にとってリンゴは一番消費されている果物で、1世帯あたり年間約20キロのリンゴを購入しているほどです。それゆえデザートの定番のリンゴのタルトなど多くの種類が存在します。その中からノルマンディー名物も含めいくつか紹介したいと思います。

タルト・ノルマンド

タルト・ノルマンド(tarte normande)はその名の通りノルマンディー地方の名物です。基本はリンゴのタルトですが、隠し味に少しのカルヴァドスを入れることが特徴です。

パン・オ・ポム

パン・オ・ポム(pain aux pommes)はこちらもその名の通りリンゴパンです。カーン(Caen)の中心街のパン屋でたまたま見つけたものですが、他の地方では見たことがないのでもしかしたら名物なのかもしれません。

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パン・オ・ポム

リンゴのヴルーテ

ヴルーテ(Velouté)というのはフランス料理に使われるソースの一種の名前で、本来は塩気のあるポタージュのようなものなのですが、リンゴのヴルーテはリンゴ本来の甘酸っぱさが引き立てられたデザートとして作られたポタージュです。ちなみに下記の写真の真ん中に写っているケーキは日本でも親しまれているフィナンシェ(financier)です。アーモンド粉を使ったバター菓子で、実はノルマンディー地方は質の高いバターを生産していることから地元の名物の一つでもあります。もちろん、リンゴのヴルーテの酸味とフィナンシェの甘みとの相性は抜群です。

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リンゴのヴルーテ(左奥)とフィナンシェ

リンゴサブレ

サブレ(sablé)という名前は鎌倉の鳩サブレなどでフィナンシェと同様に日本でしっかり市民権を得ている感がありますね。サブレはバターを使った焼き菓子でノルマンディー地方の名物の一つですが、ここではりんごを使ったサブレはよそではあまりないものかもしれません。余談ですが、サブレという名前はサブレ=シュル=サルトという街の名前に由来しています。ちなみに2017年のフランス大統領選挙の候補者で公金横領疑惑の渦中にいるフランソワ・フィヨン(François Fillon)氏のお膝元でもあります。

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リンゴサブレ

以上、カルヴァドス県及びノルマンディー地方のリンゴ特集でしたがいかがだったでしょうか?ここで紹介した他にもまだまだ多くの製品が存在しています。もし近くを旅行する機会がありましたら、お土産屋さんやスーパーはもちろんレストランなどに足を運んで注意して見てみてください。きっと思わず試してみたいと思うものが見つかりますよ。

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