「マルシェの街」レンヌのリス広場の市場を体験しよう。

リス広場の市場はなんとフランス最大規模!

フランスを旅する一つの楽しみは市場を訪れることという方も多いと思います。その土地ならではの特産品や地元の人の生活を垣間見ることができる絶好の機会でもあります。ブルターニュ地方のレンヌ(Rennes)では大小20の市場が定期的に開かれ、月曜から日曜まで毎日街のどこかでマルシェ(フランス語で「市場」)が開かれています。

そんな「マルシェの街」のレンヌで最も歴史があるのがリス広場(Place des Lices)の定期市です。この市場はフランスでも最大規模(レンヌ観光案内所によるとフランスで2番目の規模だそうです)としても知られ、早朝7時半から13時半までリス広場は活気に溢れます。

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リス広場の野菜売り場

4世紀にもわたる長い歴史を持つ市場

リス広場はかつては騎士の技量を競うために行われた馬上の試合や祭事が行われていました。市場が始まったのは1622年のこと。広場の北側にはほぼ同時期に木骨造りで建てられたブルターニュ高等法院でその責務を負った貴族の住まいが今も残っています。それ以来、この広場は木材市場や家禽市場など役割を変えながらも市場が常に開かれました。

19世紀後半には卸売市場のために屋根付きの色鮮やかな組み合わせの煉瓦が印象的なアール・マルトノ(Halles Martenot)が建てられました。当時フランスで使われるようになった鋳造鉄の装飾が施されている柱が使われていて、当時の面影を残すこの建物は現在では歴史建造物に認定されています。

それではマルシェを満喫しましょう!

今回はリス広場の市場の雰囲気を感じてもらうためにビデオレポートを作成しました。「マルシェの街」で一番歴史のある市場の活気ある様子を下記の映像でご覧ください。